2019年3月定例市議会 竹内茂議員
議案第1号平成31年度長野市一般会計予算修正案に対しての賛成討論
◆竹内茂議員
議案第1号平成31年度長野市一般会計予算修正案に対し、賛成の立場で討論を行います。
歳出の削減でありますが、南石堂A1地区優良建築物等整備事業補助金の2億5,700万円です。
本補助金の事業効果として、まちなか居住の促進、店舗面積の拡充、土地利用の高度化などをうたっておりますが、これらは民間事業者が経済効果として当然考え得る事柄であります。建築物のセットバックもうたわれておりますが、高層化される建築物を考えれば当然のことであります。民間事業に莫大な公費を投入する道理も必要性もありません。民間の工事は民間が行うべきであり、地域経済の公平性からも問題が残ります。市民の税金は市民のために、取り分け子育て支援、教育、福祉などにこそ使われるべきです。
子供の医療費は、昨年、原則無料化が実現し、大変喜ばれております。しかし、残念ながら、いまだ窓口での受給者負担金500円が残されております。病院に行く機会が多い小学校入学前児童の500円を長野市が補助をする。入学前の子供の医療費完全無料化は子育て世代に大変有効な施策となります。長野県内の自治体でも、この動きは広がりつつあります。
さらに、もう1点、平成30年度まで行われていた小学校3年生から中学校3年生までの芸術鑑賞音楽会補助金の継続であります。芸術鑑賞は、子供たちを心豊かに育てます。せっかく根づき始めつつある文化芸術鑑賞を継続させようではありませんか。新しい芸術館の体制も方針として子供たちを重視しており、この方針を応援するものであります。
皆さん、県内市町村議会では、この4年間で議案修正件数が倍増しているとの本日の信濃毎日新聞を御覧になったでしょうか。否決も修正もしない追認機関であった議会が、本来の役割を認識し始めた結果の表れだと評価します。長野市議会でも本来の役割を大いに発揮しようではありませんか。住民のため、地域経済の発展のために議員の役割が試されています。これらの点も踏まえ、平成31年度長野市一般会計予算修正案への賛成討論とし、議員各位の賛同を求めます。