議会報告

2018年3月定例市議会 佐藤久美子議員

経済文教委員会に付託された議案並びに請願の審査の結果報告

経済文教委員会に付託された追加議案の審査の結果報告

議案第67号教育長の任命についての説明

議案第68号固定資産評価審査委員会委員の選任についての説明

諮問第1号人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについての説明

議会第4号種子法廃止に伴う万全の対策を求める意見書(案)の提案説明

平成30年3月市議会定例会の全日程終了の挨拶

    

経済文教委員会に付託された議案並びに請願の審査の結果報告

◆経済文教委員会委員長(佐藤久美子議員)
 28番、佐藤久美子でございます。
 私から、本市議会定例会におきまして、経済文教委員会に付託されました議案並びに請願の審査の結果につきまして御報告申し上げます。
 経済文教委員会に付託されました10件の議案につきましては、全て原案を可決すべきものと決定した次第であります。
 次に、委員会において論議され、市当局に要望いたしました主なる事項について申し上げます。
 初めに、議案第1号平成30年度長野市一般会計予算のうち、歳出、第6款農林業費、第1項農業費について申し上げます。
 ジビエ振興事業についてであります。
 平成28年11月に策定された長野市ジビエ振興計画に基づき、平成30年度予算にはジビエ肉処理加工施設の整備費用、及びイベント等のジビエ振興に要する経費が計上されており、更なるジビエ振興が期待されるところであります。
 また、農林水産省から、ジビエ利用モデル地区として本市が選定されたとの報告がありました。このモデル地区は、シカやイノシシの一定規模の処理頭数を確保し、食品衛生管理の徹底に取り組みつつ、ビジネスとして持続できる安全で良質なジビエの安定供給を実現するための処理加工施設の整備、及びジビエの利用拡大に取り組む地区を農林水産省が選定し、施設整備や人材育成等の事業に対する支援が予定されているものであります。
 ついては、国の支援を積極的に活用するとともに、狩猟期間中の補助なども含め猟友会等の関係機関と協議し、処理頭数の安定的な確保に努めるよう要望いたしました。併せて、食品衛生管理の徹底には、人材確保及び育成が重要なことから、ハサップ研修等を行うなど、人材育成に努めるとともに、職員に継続して勤務いただける取組を行うよう要望いたしました。
 続きまして、同じく歳出、第7款商工観光費、第2項観光費について申し上げます。
 インバウンド推進事業についてであります。
 インバウンド市場の拡大の機を捉え、平成30年度予算には善光寺かいわいを舞台とした外国人に人気の高い光のアートイベント開催費用などが計上されています。また、本年2月には、長野灯明まつりに合わせ、白馬村や野沢温泉村に滞在している外国人観光客を対象とした、新たな飲み歩きイベントであるTHE GREAT VALUE COMBOを開催し、好評を博したとのことであります。
 来年度から機構改革により、商工観光部内にインバウンド・国際室が設置されることから、更に積極的に外国人観光客の誘客を図るよう要望いたしました。併せて、バス会社等と連携して、外国人観光客にも利用しやすい飯綱、戸隠及び松代などの市内観光地への二次交通の確保に努めるとともに、外国人観光客の市内における宿泊者数の増加を図るなど、滞在時間を延ばす取組を進めるよう要望いたしました。
 続きまして、同じく歳出、第10款教育費、第1項教育総務費について申し上げます。
 教育センターのバリアフリー化対策についてであります。
 平成30年度予算には、本館のトイレの洋式化に係る工事費等が計上されております。
 教育センターは、しなのきプランを具現化するための教職員の研修施設であるととともに、障害のある又はその疑いのある子供に関し、その子供及び保護者が就学に関する教育相談を行う場所でもあり、特別な支援を必要とする子供にとっても配慮された場所であることが求められます。
 ついては、必要なバリアフリー化対策を行い、教育センターが更に利用しやすい施設となるよう要望いたしました。
 続きまして、歳入、第18款繰入金に関連して申し上げます。
 子供たちの国際交流基金繰入金は、一校一国運動活動補助金等に、子どもたちの国際教育のための倉石忠雄基金繰入金は、姉妹都市・友好都市派遣受入、姉妹都市交換派遣教師補助金、市立長野高校海外派遣事業に充当するために、それぞれの基金を取り崩して繰り入れるものです。しかしながら、両基金共に残高が減少しており、ここ数年で枯渇する見込みとのことであります。
 両基金を充当している事業は、それぞれ子供たちのグローバルな視野を育むために重要な事業であることから、基金が枯渇した後も事業を継続することができるよう要望いたしました。
 次に、議案第5号平成30年度長野市飯綱高原スキー場事業特別会計予算、及び議案第16号平成30年度長野市戸隠観光施設事業会計予算について申し上げます。
 戸隠観光施設については、グリーンシーズンにおける経営改善は見られるものの、スキー人口の減少や雪不足による戸隠スキー場の厳しい経営状況により、平成29年度決算においても年間を通じた黒字化は見込めない状況であり、飯綱高原スキー場においても同様の状況とのことであります。
 そのような中、飯綱高原スキー場については、2年間かけて地元住民や観光関係者等と飯綱高原の観光施設の在り方について検討を行い、検討結果をまとめている段階とのことであります。また、戸隠観光施設についても、平成29年度から同様に地元関係者等との検討を行っているとの説明がありました。
 飯綱高原スキー場については、地元関係者等との検討結果を踏まえ、飯綱高原スキー場を含めた年間を通じた飯綱高原観光施設の今後の在り方について、速やかに市の方針を示すとともに、丁寧な説明を行うよう要望いたしました。併せて、戸隠観光施設については、経営状態に対する危機感を地元関係者等と共有しながら、検討を進めるよう要望いたしました。
 次に、文化スポーツ振興部の所管事項について申し上げます。
 長野オリンピック・パラリンピックのレガシーの継承及び2020東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた機運の醸成についてであります。
 先日、開催されたピョンチャンオリンピック・パラリンピックでは、長野市関係の選手を初めとした日本選手のすばらしい活躍により、大いに盛り上がりを見せたところであります。
 また東京オリンピック等に向けた水泳の事前合宿については、1月にデンマーク水泳連盟と覚書を締結し、併せて2020東京オリンピック・パラリンピック競技大会においてデンマークを相手国とするホストタウンにも登録されたとのことであります。
 ついては、長野オリンピック・パラリンピックの有形・無形のレガシーを引き続き活用するとともに、現在実施している長野オリンピック・パラリンピック20周年記念事業やデンマークとの交流などを通じて、ピョンチャンオリンピック・パラリンピックの盛り上がりを継続し、2020東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた機運の醸成に努めるよう要望いたしました。
 次に、教育委員会の所管事項について申し上げます。
 児童虐待対策についてであります。
 学校現場では、身体測定等での不自然なあざの確認だけでなく、衣服の状態や体重の増減、精神状態など、子供たちの状況を注意深く観察し、児童虐待の疑いがある場合は、速やかに児童相談所へ通告するとともに、こども未来部、児童相談所及び学校等の関係機関で要保護児童等への適切な支援を協議する要保護児童対策地域協議会で協議を行い、児童虐待の早期発見及び子供たちの安全を守る体制をとっているとのことであります。
 しかしながら、児童虐待における児童相談所への通告件数は、全国的に年々増加しており、本市においても350件を超える通告件数があるとのことです。
 ついては、児童虐待の早期発見、早期解決に向け、引き続き関係機関と連携するとともに、保護者を中心とした関係者へ周知を図り、地域全体で子供を見守る体制づくりを図るよう要望いたしました。
 次に、請願の審査について申し上げます。
 初めに、請願第4号最低賃金の改善と中小企業支援の拡充を求める意見書の採択を求める請願について申し上げます。
 本請願の審査に当たっては、参考人の出席を求め、趣旨等の説明及び質疑を行いました。
 まず、採択すべきものとして、給与等が上昇しているという統計はあるが、飽くまでも一部の大手企業に引っ張られた数字であり、非正規雇用の方の賃金水準は、いまだに厳しいままだと思われるので、最低賃金の底上げは重要である。相対的貧困を改善するために、最低賃金の改善は必要である。また、地域経済を活性化するためには、労働者の可処分所得を少しでも増やし、地域にお金を長く滞留させることが必要であり、そのために併せて中小企業を支援していくことが現実的に効果を出すと考えられるので採択すべきであるとの意見が出されました。
 一方、不採択とすべきものとして、最低賃金の上げ幅は2年連続で過去最高を記録している。賛同できる部分もあるが、現実を踏まえると、引き続き雇用の環境を改善しながら段階的に引き上げるべきではないか。今すぐ政治的決断で、最低賃金を1,000円以上に引き上げることには賛同しかねる。最低賃金は、労働者の生計費等を総合的に勘案して定めており、都市部の最低賃金が高いのは、地方より生活費が掛かるためである。居住者にとって、地域経済を反映して最低賃金を定めることは重要であり、最低賃金を全国一律にすべきとする本請願には賛同しかねるとの意見が出されました。
 以上の論議を踏まえ、採決を行った結果、賛成少数で不採択とすべきものと決定いたしました。
 続きまして、請願第5号労働者の声を踏まえた真の働き方改革の実現を求める請願について申し上げます。
 まず、採択すべきものとして、働き方改革関連法案は、裁量労働制は撤回されたものの、数多くの論点を含む法案が一括で提案されているのは問題である。高度プロフェッショナル制度は、長時間労働を助長する可能性がある制度だと思われるので、長野市の労働者の声を国へ意見書として提出する必要があるとの意見が出されました。
 一方、継続審査とすべきものとして、国の状況がはっきりしていない現時点で、判断することは難しい。同一労働同一賃金の実現、長時間労働の是正など労働者のための改革だと思っているが、大切な部分がまだ審議されていない状況なので、国会の審議をしっかり見定めた上で判断したいとの意見が出されました。
 以上の論議を踏まえ、継続審査について諮ったところ、賛成多数で継続審査とすべきものと決定いたしました。
 最後に、請願第6号種子法廃止に伴う万全の対策を求める請願について申し上げます。
 本請願の審査に当たっては、参考人の出席を求め、趣旨等の説明及び質疑を行いました。
 本請願については、請願者の願意を酌み、全員賛成で採択すべきものと決定いたしました。
 以上で報告を終わります。
     

経済文教委員会に付託された追加議案の審査の結果報告

◆経済文教委員会委員長(佐藤久美子議員)
 28番、佐藤久美子でございます。
 私から、本市議会定例会におきまして、経済文教委員会に付託されました追加議案の審査の結果につきまして御報告申し上げます。
 経済文教委員会に付託されました追加議案につきましては、原案を可決すべきものと決定した次第であります。
 以上で報告を終わります。

議案第67号教育長の任命についての説明

◎市長(加藤久雄)
 議案第67号教育長の任命につきまして御説明申し上げます。
 これは、来る3月31日をもちまして任期満了となります現教育長の長野市吉田一丁目5番19号、近藤守氏を再度任命いたしたく、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の規定によりまして提出した次第であります。
 何とぞ御同意をお願い申し上げます。

議案第68号固定資産評価審査委員会委員の選任についての説明

◎市長(加藤久雄)
 議案第68号固定資産評価審査委員会委員の選任につきまして御説明申し上げます。
 これは来る5月9日をもちまして任期満了となります青木哲郎氏並びに武井敬明氏の後任といたしまして、長野市三輪九丁目22番9号、猪飼健一氏と、長野市大字長野大門町523番地1号、若月一敏氏を選任いたしたく、地方税法第423条第3項の規定により提出した次第であります。
 猪飼氏は、平成9年に土地家屋調査士になられ、平成25年5月から現在まで長野県土地家屋調査士会において副会長や綱紀委員長などの要職を務められております。
 若月氏は、平成25年に税理士になられ、平成27年4月から現在まで、関東信越税理士会長野支部において理事の要職を務められております。
 両氏とも、その人格と行政に対する識見は、本市固定資産評価審査委員会委員として誠に適任であります。
 何とぞ御同意をお願い申し上げます。

諮問第1号人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについての説明

◎市長(加藤久雄)
  諮問第1号人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることにつきまして、御説明申し上げます。
 これは平成29年6月30日をもちまして任期満了となられました1名の委員及び平成30年6月30日をもちまして任期満了となります3名の委員につきまして、後任候補者として再任3名、新任1名の方々を推薦しようとするものであります。
 推薦する再任の方々は、長野市三輪二丁目25番1の104号、山田和代氏、長野市浅川西条802番地、知久文子氏、長野市小島田町2333番地、安川哲生氏であります。
 次に、新任の方は、長野市豊野町石3162番地3、峯村通夫氏であります。
 以上の方々は、住民の信望も厚く、地域の良き指導者であり、人格、識見ともに優れ、人権擁護委員として誠に適任と存じますので、人権擁護委員法第6条第3項の規定によりまして、提出した次第であります。
 何とぞ御同意をお願い申し上げます。

議会第4号種子法廃止に伴う万全の対策を求める意見書(案)の提案説明

    

◆経済文教委員会委員長(佐藤久美子議員)
  28番、佐藤久美子でございます。
 私から、議会第4号種子法廃止に伴う万全の対策を求める意見書(案)の提案説明をいたします。
 説明につきましては、お手元に配布されております案文の朗読により代えさせていただきます。
 種子法廃止に伴う万全の対策を求める意見書(案)
 平成29年4月14日の参議院本会議において、主要農作物種子法-以下、種子法という、の廃止法案が可決成立し、本年3月末をもって種子法は廃止されます。
 種子法は、国や都道府県の種子に対する公的役割を明確にした法律であり、同法の下で、稲、麦類及び大豆の主要農作物の種子の維持・開発のための施策が実施され、農家には安くて優良な種子が、消費者にはおいしい米などが安定的に供給されてきました。
 廃止法案の可決に当たっては、参議院で付帯決議がなされ、関係法令の運用による主要農作物の優良な種子の流通確保、都道府県での種子の生産及び普及の取組のための財源確保、種子独占の弊害の防止など、予算措置や人員の確保等、万全な対策が求められています。
 しかしながら、種子法が廃止されることにより、今後、稲などの種子価格の高騰、地域条件等に適合した品種の維持・開発などへの影響を危惧する声もあります。
 ついては、種子法の廃止に当たり、下記の事項を実現するよう強く要望し、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。
 記
 1 種子法を根拠として実施してきた取組が後退することのないよう、引き続き予算措置や人員等の確保を行うこと。
 宛先は、長野県知事であります。
 何とぞ議員各位の御賛同をお願い申し上げまして、私からの提案説明を終わります。

平成30年3月市議会定例会の全日程終了の挨拶

◎ 市長(加藤久雄)
 平成30年3月市議会定例会の全日程を終了するに当たりまして、議員の皆様に一言御挨拶を申し上げます。
 議員の皆様には、2月23日に開会して以来、本日まで26日間にわたりまして、平成30年度長野市一般会計予算を初め、提出いたしました議案について熱心に御審議いただき、それぞれ御決定賜りましたことに、厚く御礼申し上げます。
 本会議あるいは委員会を通じて議員の皆様から寄せられました貴重な御意見や御提案につきましては、十分に尊重・検討し、今後の市政運営に反映してまいりたいと考えております。
 さて、来年度の施策でありますが、議決いただいた新年度予算に基づき、財政の健全性を堅持しながら、ながのベジライフ宣言やカムバックtoながのを合い言葉に、全ての市民が元気に暮らしていける長野市の実現に向け、積極的に事業を展開してまいります。
 とりわけ、新年度の予算は市民総元気予算をテーマとしており、子供から高齢者まで幅広い世代の市民の皆様が、いつまでも元気で、それぞれの立場で長野市を支える担い手となり、全ての人が生き生きと暮らしていけるよう、健康、災害、施設の老朽化対策など、人もまちも元気でいられる予防対策に積極的に取り組んでまいります。
 併せて、UJIターン就職促進、インバウンド対策、観光振興など、まちに元気を生み出すため、人を呼び、人を増やすための施策を進めてまいります。
 これら施策の推進に当たりましては、議員の皆様を初め、市民の皆様の声をしっかりとお聴きし、今の市民、そして将来の市民が真の豊かさや幸せを実感し、生き生きと暮らせるまちを目指して取り組んでまいります。
 先月から今月にかけて、連日、熱戦が繰り広げられたピョンチャンオリンピック及びピョンチャンパラリンピックが閉幕いたしました。
 両大会とも日本選手団の活躍には目を見張るものがあり、オリンピックでは冬季大会史上、最多のメダルを獲得し、パラリンピックでは、前回のソチ大会を上回るメダルを獲得するなど、メダルラッシュに日本国中が湧き上がりました。
 これら日本選手の活躍は、多くの国民に夢と感動を与えるとともに、スポーツの素晴らしさを広く知らしめることにより、スポーツの振興のみならず、青少年の健全育成、健康の増進、郷土愛の醸成など、様々な分野への波及が期待されます。
 特に今大会では、小平奈緒選手を初め、スピードスケート競技における日本人選手の躍進が際立っておりました。これはナショナルトレーニングセンターであるエムウェーブでの練習の成果でもあり、長野オリンピックのレガシーが20年後に大きな花を咲かせたものと誇らしくもあり、うれしい限りであります。
 また、長野市関係の選手が両大会において優秀な成績を収め、市民に希望と誇りを与えていただいた功績は多大であり、選手の皆様のこれまでの御努力と大会での活躍に敬意を表し、市民栄誉賞、市長特別賞を差し上げる準備を進めております。
 長野冬季オリンピック・パラリンピックの開催から20周年の節目を迎えた本市といたしましても、記念行事の開催や市内小・中学校でのオリンピック・パラリンピック教育などを通じて、オリンピックムーブメントを未来へ向けて発信するとともに、開催が2年後に迫った東京オリンピック・パラリンピックの開催気運の醸成を図ってまいりたいと考えております。
 また、デンマークを相手国としたホストタウン申請につきましては、デンマーク水泳連盟との覚書の締結を基に、1月末に国へ申請し、2月28日に登録が認められました。
 デンマークの事前合宿は、今後4年間を予定していることから、まずは、合宿成功のため、アスリートファーストの気持ちで快適な環境を整え、合宿を力強くサポートしてまいります。
 そして、市内の児童生徒を初め市民とチームとの交流の場を設けるとともに、学校給食へのデンマーク料理の提供やデンマークについて学習する機会を検討するなど、市民全体でデンマークチームを応援する機運を高められるよう、取り組んでまいりたいと考えております。
 本市は、ホストタウン事業の元となっている一校一国運動の発祥の地であります。20年前の長野冬季オリンピック・パラリンピックを身近に体験した子供たちの中には、今では国際的に活躍している方がいるように、現在の児童生徒にも、ホストタウン交流を通じて、国際感覚を身に付けていただきたいと考えております。さらに、こうした交流が子供たちのみならず、広く市民の皆様へ浸透することで、本市の大きな財産となることを期待するものであります。
 来年度、中条地区に建設を予定しているジビエ処理加工施設につきましては、3月9日に農林水産省のジビエ利用モデル地区として選定されました。
 選定されたことにより、施設整備や移動式解体処理車の導入への財政支援、ジビエの処理技術や衛生管理の研修支援が受けられることから、安全で良質なジビエを提供するとともに、ジビエの普及拡大に努めてまいります。
 また、農作物等への被害低減を図るとともに、施設従事者の確保、育成や、猟友会員の協力体制を構築する中で、捕獲から流通に至るまでの安定的な供給システムを確立し、中山間地域の所得向上につなげてまいりたいと考えております。
 市役所・芸術館の表玄関として整備を進めてまいりました多目的広場につきましては、3月30日に完成式を行い、4月1日から供用を開始いたします。
 四季の潤い、にぎわいと交流を提供する広場として、管理運営してまいります。特に、桜に囲まれた芝生広場を、市民の皆様に親しんでいただきたいとの思いから、広場の愛称を桜スクエアと名付けました。桜の花をお楽しみいただくなど、大いに御利用いただきたいと思います。
 終わりに、春分の日を明日に控え、気候もだいぶ緩んでまいりましたが、まだまだ、毎日の寒暖の差が激しい時期でもございます。
 議員の皆様には、くれぐれも御自愛いただき、新年度も御健勝で御活躍されますことを祈念申し上げまして、御礼の挨拶といたします。
 ありがとうございました。

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