2013年12月定例市議会 原田のぶゆき
議案第百五十四号について
原田誠之
議案第百五十四号の今の提案説明の件でありますが、会派説明でもお聞きしましたが、どうも納得できないということで質問いたします。
まず、四億円、四十二パーセントの増こうということでありますが、普通四億円、四割もの増こうというのは、どうしても納得できないというふうに思うんで、まず、本格的な工事のボーリング調査をして状況を調べたのかどうか、具体的にはどのような調査をしたのか。また、地質調査については、当然専門家がやっているはずです。この大林・鹿熊建設共同企業体は取り分けその道のプロでありますので、なぜ石が大量にあったことが分からなかったのか御説明を願いたいと思います。
それから、周辺の石、四か所にありますが、一体どの程度の大きさのものが何個ぐらいあったのかお尋ねいたします。
◎都市整備部長(根津恵二)
ただ今御質問ありましたボーリング調査、こちらの状況について、お答えいたします。
ボーリング調査につきましては、この付近、以前のビル工事、それから以前の善光寺口の現在の形の整備等々、調査については、付近のデータがかなりございました。私、今、数えるだけで八か所、この広場周りでボーリング調査をしております。その中のデータによりますと、平均的なれき形につきましては、二十から百二十ミリメートルという砂れき層のデータでございました。また、調査の中でありましたのは、最大れき形が三百ミリメートル--三十センチメートルと、これがデータでございました。そのデータを下に、今回の掘削の機械等を選定したという中で、実際に石が出てきたということでございます。
それと、もう一つ、石がどのくらい出たのかということでございます。
石については、まだ仮の掘削をした、この広場の支障物移転のときに、掘削をした中で、現に大きい石につきましては一メートルを超える石が出て、丸いような玉石でございます。そういったものが出てございます。その数につきましては、今手元の中で確認できるだけでは、今の長野電鉄の地下道の付近をやったときに三つほど、一メートルほどの石が出ております。その付近にもかなり出てくるように見受けられております。
また、もう一つ、この部分ではないんですが、以前の既存埋設物等の基礎部分というものがやはり出てきているということでございます。
原田誠之
ますますよく分からないんですけれども、周辺四か所に石はあった、一メートルぐらいのものが三つほどあったということなんですけれども、それで四億円の増こうとなるにはちょっと納得いかないんですが。
もう一つ、この地域は再三工事をやっていますので、地下の状況はもう前々から分かっていたんではないかなと、他の工事屋さんもやっているはずだと思いますし、この間のいろいろな工事の蓄積があるはずですので、担当部局では、そういう資料を持っていても不思議ではないような気がしないではないんですけれども、その辺は一体なぜ、持っているのかどうかということと、改めて、我々素人には皆目、つまり、この一メートル超えの玉石が三つほどあったと、それが四億円、四割の増こうというのはどうも納得できない。改めて、どういう工事をするのか、その詳細について御説明をお願いいたします。
◎都市整備部長(根津恵二)
ただ今御質問ございました石の概況、それからボーリング調査の結果につきましては、先ほど申し上げたとおりの、いずれも今までのデータの中では、巨石は出てこなかったと。実際には、巨石が出たということでございます。
それと、もう一つ、今回代表しての変更理由ということで、先ほどの工事の内容を触れさせていただいたのが、この仮設土留め工ということで、この工事等という中で変更を考えているものでございます。
大きな理由は、会派総会でも説明させていただきました。全体の中で歩道部の融雪溝につきまして、これは、当初、融雪装置を地下水の調査をしている最中という中で計上しなかったものを、新たに七千五百万円ほど増額にさせていただくということがまず一つ。
それから、二つ目に、今の一番大きな理由でございます仮設土留め工による工法変更によりまして、二億二千七百万円という御説明をさせていただきました。
それから、三つ目に、現在長野電鉄の地下へ下りる部分について、既に撤去に入っておりますけれども、こちらの撤去工事に関しまして、長野電鉄等が近接している、また、近隣にビルがあるという中で、現在の三連ボックスの一つを通行を維持しながら振動を与えないで施工するということで、大型ブレーカーからワイヤーソーという無振動、低騒音の工法に代えて八千万円の増額になるということを御説明いたしました。
それと併せて、四つ目に、労務費、材料単価の上昇、それから消費税率の増額によりまして、二千八百万円の増額になります、ということで御説明をさせていただきました。
この以上四点、大きなものを合わせまして四億一千三十九万一千三百万円の増額変更という形をお願いするものでございます。