議会報告

2012年3月定例市議会 佐藤くみこ議員

一般会計予算の修正案 賛成討論

◆佐藤久美子
 35番、日本共産党長野市会議員団佐藤久美子です。
 私は、議案第1号平成24年度長野市一般会計予算の修正案に対し、賛成の立場から討論を行います。
 無所属の西村議員、市民ネット、日本共産党長野市会議員団の共同提案で提出された修正予算は、市役所第1庁舎・長野市民会館の建て替えに関する予算3億9,187万円とエムウェーブに建設予定の次世代エネルギーパーク設計予算2,050万円、合計4億1,237万5,000円を減額するものであります。

 この修正案は、昨年9月の市議会議員選挙で、庁舎・市民会館建設の再検討を求めていた公明党長野市議員団、改革ながのに所属する議員の皆さんにも賛同いただけるものと考えています。昨年の住民投票条例を求める直接請求署名は、2万2,843名の市民の意思が示されたものでありました。しかし、市長は、市民の意見を聴くと言いながら、反対の意見を付け、また議会は、僅差でこれを否決しました。
 共産党市議団は、市役所第1庁舎・長野市民会館の建て替えに関して、一貫して耐震改修での対応を求め、建て替えの賛否を問う住民投票条例制定を求める請願にも賛成し、その実現のために力を尽くしてきました。市民の合意と納得をもって進めるべきであるこの事業が、平成24年度予算に3億9,1807万5,000円計上されていますが、これを削減し、徹底した市民合意の努力をすべきであります。

 次に、観光費のうち、次世代エネルギーパーク整備事業の2,050万円を減額することについて、申し上げます。
 この件については、所管の常任委員会でも、予算案、また次世代エネルギーパークの見直しを求める請願の審査に当たって、慎重にすべきとの意見が圧倒的で、請願を不採択とすべきとした意見は一件もありませんでした。なぜエムウェーブに設置するのか、利用者10万人の根拠、収支の見通しはどうなのか、市民の意見が反映された協議会になっているのか、施設の指定管理者自身が協議会に参加していること、また運営について、利用者の動線などが問題など指摘されていることなど、様々な問題が指摘をされました。
 理事者も、答弁の中で説明不足を認め、長野市の次世代エネルギーの在り方を方向付けるものではないと述べ、あってもいいのではないかと説明されました。私は、計画の曖昧さを指摘し、あってもいい施設というのは、なくてもよいという施設ではないかと意見を述べました。
 この予算は、一旦撤回し、長野市の次世代エネルギーの在り方を本格的な調査の上、計画を数値化して進めるべきであると考えるものであります。
 以上、議員各位の御賛同をお願いを申し上げまして、修正案賛成討論といたします。

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